インバウンドゴルファーの受け入れは、あなたのビジネスに合っているか?

そして、インバウンド対応できているか?

MGTAの小島氏との最近のインタビューで、「インバウンドゴルファー向けに事業展開を考えているのならば、まずは海外へ足を運び、現地のゴルフを体験するべき」と語っていました。外国人ゴルファーの立場に立ってこそ、ゴルファーの抱く期待値を理解することができ、そのニーズに合った商品やサービスを提供することができます。
しかし、渡航の準備を進める前に、いくつか考えておかなければならないポイントがあります:
1. 既存メンバーは、インバウンドゴルファーを受け入れるか?
既存のメンバーとの調和は非常に重要です。しっかりとしたコミュニケーション戦略が必要です。
たとえば、ハワイのある有名ゴルフ場では、日本人観光客の増加に対してメンバーからの反発が起きました。その時、声を無視するのではなく、対応策を考えました:
● 観光客向けの枠を、メンバー利用が比較的少ない「平日朝」に設定。
● 観光客向け料金を高く設定することで売上を増やし、その分メンバー会費やプレーフィーをs下げた。
● 日本語が話せるスタッフを採用し、英語と日本語対応のウェブサイトを構築し、予約をしやすくした。
結果、インバウンドを受け入れることがゴルフ場の発展に繋がることを、ゴルフ場とメンバーが理解できたそうです。
2. どのインバウンドゴルファーをターゲットにするか?
立地と施設によって、どのユーザーをターゲットにするかが決まります:
● 対象になるのは、カップル、家族、シニア、若年層、出張者、グループツアー?
● ゴルフしない人にも魅力的な体験を提供できるか?文化施設、地元グルメ、観光地など。
ゴルフ場の魅力、強みを理解し、同じようなゴルフ場がどのような施策を実施しているのかも調査しましょう。
3. ゴルファーはどこから来る?
アジア諸国からのゴルファーは、距離的に近く、また文化的共通点が多いため、リピーターになる可能性が高いです。ただし、言葉の壁は出てくるかもしれません。
欧米などの遠方からの旅行者は、旅行支出額が平均46%高く、英語が通じやすい点が魅力です。
4. 文化的配慮
日本のゴルフ場では、タトゥー禁止などのルールがありますが、外国人にとってタトゥーは文化的または個人表現の一つなのです。
クラブハウス内では「見えなければOK」といった柔軟な対応をするのはいかがでしょう?カバーするためのスリーブ(袖)やシールなどを用意して、ゲストが気持ちよく利用できる環境づくりをしましょう。

5. インバウンドゴルファーに魅力的な施設
インバウンドゴルファーには「プレー&宿泊パッケージ」が非常に人気です。多くの国では、ゴルフ+宿泊+食事がセットになったプランが主流です。
● 宿泊施設がない場合は、近隣のホテルや旅館と提携できないか?
● 敷地内に簡易宿泊(グランピング、ヴィラなど)を増設する?
このようなゴルフパッケージは、売上の大幅な増加にもつながり、ゴルフリゾートとしての魅力が一段と高まります。
6. コミュニケーション体制の整備
● 外国語に対応できるスタッフはいますか?
● Golf in Japan のような支援サービスを活用して、販促活動をしていますか?
● 英語の案内やメニュー(写真付き)を用意していますか?
💡 アドバイス: 最近のレストランの注文システムやゴルフカートGPSの多くは、多言語対応になっています。それらのツールをうまく活用して、ユーザーの満足度をあげましょう。
7. お土産の販売
海外のゴルフ場では、オリジナルの帽子、シャツ、タオル、マーカーなどを販売し、その利益率は高いです。これらのお土産品は、ブランド認知を高め、思い出のアイテムになります。
8. PR・マーケティングコンテンツの整理
ゴルファーがあなたのゴルフ場を選ぶべき理由とは?
ゴルフ場の魅力を発信しましょう:
● トーナメント実績
● 有名コース設計士
● 名物ホール
● 大都市からのアクセス(利便性)
● 高品質な写真、動画、そしてウェブサイトとSNS
● 観光地などの近隣スポット
「トロフィーハンター」たちには、トーナメントコースは人気。シニア層は、宿泊施設を併設しているコースを好みます。対象ユーザーごとに明確なメッセージ発信をしましょう。
最後に
インバウンドゴルファーの受け入れは、多くの可能性を秘めています。しかし、成功するには、しっかりした準備、コミュニケーション、そして既存のコミュニティに対する配慮が必要不可欠です。課題をクリアし、パートナーシップを模索し、世界中のゴルファーを温かく迎える準備をしていきましょう。



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